競泳の日本代表として3大会連続でオリンピックに出場し、白血病から競技復帰を果たした池江璃花子選手。その歩みの中では、努力、希望、壁を乗り越えること、再び世界へ挑戦することについて、多くの言葉を残してきました。
この記事では、JOC(日本オリンピック委員会)、池江璃花子オフィシャルサイト、日本大学など、発言や競技背景を確認できる資料を中心に、本人の言葉を発言背景とともに整理します。愛知・名古屋アジア大会を控えた2026年の最新発言も収録しています。
池江璃花子の名言・心に響く言葉
「努力は必ず報われるんだなと思った」
努力は必ず報われるんだなと思った。
2021年4月、日本選手権女子100mバタフライで優勝し、東京オリンピックのメドレーリレー代表入りを決めた直後に語った言葉です。2019年に白血病と診断され、長期療養を経験。本人も「自分が勝てるのはずっと先」と考えていた中での優勝でした。
出典:JOC「池江璃花子、東京五輪代表に決定 奇跡的な復活『今すごく幸せ』」(2021年4月4日)
「何番であってもここにいることに幸せを感じようと思った」
何番であってもここにいることに幸せを感じようと思った。
同じ2021年日本選手権を振り返る中で紹介された言葉です。順位だけではなく、再びスタート台に立ち、レースができることそのものに価値を見いだした考え方です。
「世界で戦うために、もっと強くなりたい」
世界で戦うために、もっと強くなりたいと思います。
東京オリンピック代表入りを決めた後、日本大学のインタビューで語った言葉です。復活そのものをゴールにせず、再び世界で戦う競技者になることへ目標を置きました。
「自分自身に期待してしまうような伸び方」
自分自身に期待してしまうような伸び方。
2021年4月、日本選手権後のオンライン取材で、復帰後の成長について語った言葉です。泳ぎもタイムも予想以上に早く戻り、「後は伸びていくしかない」と前向きに話しました。
出典:JOC「競泳の池江璃花子『自分に期待』 五輪代表、体調に異常なし」(2021年4月14日)
「逆境からはい上がっていく時には、どうしても希望の力が必要」
逆境からはい上がっていく時には、どうしても希望の力が必要。
東京オリンピック開幕まで1年となった2020年7月23日、国立競技場から世界へ向けたメッセージで語った言葉です。当時は東京大会が延期され、池江選手自身も白血病から競技復帰を目指している途中でした。
出典:JOC「『希望の炎、輝いて』と池江選手」(2020年7月23日)
「自分に乗り越えられない壁はない」
自分に乗り越えられない壁はないと思っています。
2019年2月、白血病を公表した直後に自身のSNSで発信した言葉です。なお、直前の「神様は乗り越えられない試練は与えない」という表現は池江選手のオリジナル名言としては扱わず、本人自身の決意が明確な後半部分を取り上げます。
出典:池江璃花子本人SNS投稿(2019年2月13日)。発言全文はデイリースポーツで確認。
「必ず戻って来ます」
必ず戻って来ます。
白血病を公表した翌日のメッセージを締めくくった言葉です。その後、2020年に競技復帰し、2021年東京、2024年パリとオリンピック出場を重ねました。
出典:池江璃花子本人SNS投稿(2019年2月13日)。発言全文はデイリースポーツで確認。
「4年間あとは全力でやるだけ」
4年間あとは全力でやるだけ。
パリ2024後、2028年ロサンゼルス大会まで競技を続ける考えを示した際の言葉です。結果が出なかった場合も含めて「それはそれで自分の人生」と受け止めながら、4年間を全力でやる決意を語りました。
出典:JOC「池江、ロス五輪まで豪を拠点に 『4年間全力でやる』」(2024年8月13日)
2026年の池江璃花子の最新の言葉
「池江璃花子 名言」は闘病・復活期の言葉に注目が集まりやすいテーマですが、池江選手は2026年も日本代表として世界を目指しています。大会のたびに検索需要が動くテーマだからこそ、現在の本人発言も継続して記録します。
「メダルを取りたい、自己ベストを出したい、というのを恐れず口に出していこう」
メダルを取りたい、自己ベストを出したい、というのを恐れず口に出していこう。
2026年3月、愛知・名古屋アジア大会の競泳日本代表合宿で、チームへ伝えたいこととして語った言葉です。池江選手は女子代表の共同主将。自分一人の目標だけでなく、日本代表全体が高い目標を口に出せるチームをつくろうとしています。
出典:JOC「競泳・松下『自分が引っ張る』 アジア大会代表、都内で合宿」(2026年3月27日)
「メダルと好タイムを狙って頑張りたい」
メダルと好タイムを狙って頑張りたい。
2026年8月、パンパシフィック選手権へ出発する直前の取材で語った目標です。復活そのものが注目された時期を越え、現在は再び国際大会で「メダル」と「タイム」を明確に目標として口にしています。
出典:JOC「池江璃花子『メダルを狙う』 パンパシフィック水泳へ出発」(2026年8月4日)
池江璃花子の名言から見える4つの考え方
1.努力は「結果」だけでなく、前へ進んだ実感につながる
「努力は必ず報われる」という言葉は、努力すれば必ず1位になれるという単純な成功法則としてではなく、病気から復帰し、再び泳ぎ、目指した場所へ近づいた長い過程とセットで読むことが重要です。
2.苦しいときには「希望」を持つ
「自分に乗り越えられない壁はない」、そして「逆境からはい上がるには希望の力が必要」。困難をなかったことにするのではなく、その先にある可能性を信じる姿勢が一貫しています。
3.過去の自分ではなく、これからの自分に期待する
病気になる前の記録と比較される中でも、「自分自身に期待してしまうような伸び方」と語りました。過去との比較だけでなく、今の自分がどこまで伸びるのかを見る視点です。
4.目標を言葉にして、再び世界へ挑む
2026年には「メダルを取りたい」「自己ベストを出したい」と恐れず口にすることをチームへ呼びかけています。かつての「必ず戻って来ます」から現在の「メダル」まで、目標を言葉にする姿勢が続いています。
池江璃花子は2026年、アジア大会へ
池江璃花子選手は2000年7月4日生まれ。2016年リオデジャネイロ、2021年東京、2024年パリと3大会連続でオリンピックに出場しています。ジャカルタ・パレンバン2018アジア大会では個人4種目とリレー2種目で金メダルを獲得しました。
2019年に白血病と診断されましたが、治療を経て競技へ復帰。2026年3月の日本代表合宿では愛知・名古屋アジア大会の女子共同主将として参加。6月の第102回日本選手権では女子50mバタフライを25秒85で制し、この種目で大会6連覇を達成しています。8月にはパンパシフィック選手権にも出場しました。(2026年9月2日現在)
出典:JOC「池江 璃花子」/池江璃花子オフィシャルサイト「第102回日本選手権水泳競技大会結果のお知らせ」
愛知・名古屋2026アジア競技大会は9月19日に開幕予定です。本記事でも、大会前後に本人の新しい発言を確認できた場合は、出典とともに追加していくことで「大会連動の反復需要」に対応できます。(2026年9月2日現在)
まとめ|池江璃花子の名言は「努力・希望・挑戦」を実体験から語った言葉
池江璃花子選手の言葉が心に残るのは、その背景に世界で戦った経験、病気と治療、競技復帰、そして再び世界を目指す過程があるからです。
- つらい時期でも努力を続ける
- 結果だけでなく、その場所に立てることにも価値を見いだす
- 逆境では希望を失わない
- 過去ではなく、これからの自分に期待する
- 結果が保証されなくても全力で挑戦する
- 目標を恐れず言葉にする
2019年の「必ず戻って来ます」から、2026年の「メダルと好タイムを狙って頑張りたい」までを時系列で見ると、池江選手の言葉そのものが一つの物語になっています。
主な確認資料
- JOC「池江 璃花子」選手プロフィール
- JOC「池江璃花子、東京五輪代表に決定」
- JOC「競泳の池江璃花子『自分に期待』」
- JOC「『希望の炎、輝いて』と池江選手」
- JOC「池江、ロス五輪まで豪を拠点に」
- JOC「アジア大会代表、都内で合宿」
- JOC「池江璃花子『メダルを狙う』」
- 日本大学「競泳 池江璃花子選手」
- 池江璃花子オフィシャルサイト「2026年アーカイブ」
- 池江璃花子オフィシャルサイト「第102回日本選手権水泳競技大会結果」
