ゼミの選考に落ちて悲しみから立ち直れない
今回は僕がゼミの選考に落ちたときの経験を話します。
やはり受験でも面接でも落ちる事と言うのは、とてつもないダメージを受けます。
落ちたと分かった後、頭が真っ白になり人生が終わってしまうと錯覚してしまうほど悲しみにくれるでしょう。
実際にゼミに落ちた人はわかると思いますがその絶望は言葉では言い表せない位です。
つらさは就職活動や大学受験でも同じです。そんな悲しみから立ち上がる方法を今回お話しします。
大学のゼミの選考
ゼミの選考の種類
ゼミは大学3年生または2年生から始まる文系の研究会のことです。
このゼミには基本的に選考があり、人気のゼミは3倍に達するほど厳しいものになります。
まずゼミの選考にはいくつかの種類が存在します。以下が主な項目です。
・エントリーシート(学部共通ES)
・エントリーシート(ゼミ独自ES)
・学生面接(先輩たちと受験生が面接)
・教授面接
・レポート課題提出
・筆記試験
様々な種類が存在しますが、以上のどれもが対策をしないと受かることは困難です。
なぜなら基本的にみんなしっかり対策してくるので、対策をしてないだけでものすごい差がついているからです。
入りたいゼミを決めた!けど準備は、、、
それでは僕の実際の経験をお話ししていきます。
あれは2年生の12月のことです。説明会が何回か行われ、僕は1つのゼミに入ろうと決心していました。
そのゼミはプレゼンテーションが中心で、とても先輩たちもハキハキとしている「できる学生」の雰囲気があって、そこで勉強しようと思っていました。
しかしここで僕が間違ってしまったのはゼミの選考についてよく準備をししなかったことです。
ゼミ選考の形式は?
面接は軽い筆記試験と学生面接、教授面接がすべてある形式でした。
基本的に多くの友達ははエントリーシートの書き方など自分で学んだり先輩に教えてもらったりなど活動していたのですが、僕はそのような準備を全くしていませんでした。
何故かと言うとインターンを2年生からやっていたこともあり、社会人の方と話す機会や人前で話す機会も多く話すことには自信がありました。
また話す内容についても、僕は1年の時にサークルに入っていたのですが、1年の後半から学生団体で活動したりインターンでWebマーケティングを学んだりなど、人より活動していると言う自負があったからです。
しかしそんなものは幻想でした。
どんなにできる人でも準備をしなければ何も達成することなどできません。
たとえできたとしてもそれはうわべだけ、その場だけの成功で長くは続かないでしょう。
結局努力した人間が1番強いのです。
しかし僕はそんなことを微塵も考えることなくゼミの面接当日を迎えることになるのです。。。
なぜか自信満々、、!?
ゼミ選考の当日
選考は大学2年生の3月の後半でした。
朝9時に大学の教室に集まり午前に筆記試験を受け、午後に学生の面接(先輩たちの面接)と教授との面接を行いました。
案の定、筆記試験はよくできていたのでさらに調子に乗ることに拍車がかかりました。(笑)
そして午後、教授の面接と受験する学生3人VSゼミの先輩たち全員との学生面接がありました。
ついにきた教授選考
教授の面接は10分のみだったのですが、僕はラフな感じで入って「軽く話せば受かるだろう」と言うふうに考えてしまっていました。
そのため先生の求める理想の学生や求めているものを考えずに、自分の主張を自分のしたいようにすると言うような自己PRになってしまいました。
僕の主観的な印象ですが教授には気に入られていないように感じました。
やはりそれは自分のアピールポイントをいかに謙虚に要点をまとめて話せるかと言う点が欠落していたからです。
5分ほど筆記試験の内容や自分のやりたいことなどを話した後、後半5分は雑談のような軽い話になり10分間が終了しました。
この時点でやばそうな風が吹いているのに全く気付かない僕って、、、、
面接では好感触!?
しかし自分的には「教授面接はそんなもんか、まぁ大丈夫だろう」とたかをくくっていました。
そして学生面接の前に担当の先輩たちが1分間の自己PRの練習などを教えてくれ、他の受験生2人と先輩たちの学生面接と向かいました。
そこではやはり多少話すことに慣れているので、先輩からの質問などに的確に簡潔に答られました。
他の学生は、先輩からの鋭い指摘にあたふたしている場面もありましたが、自分は適切に対処できたと感じていました。
しかし、そこがすでに間違いだったのです。
先輩たちも人ですから適切で簡潔な答えなど求めていなかったのです。
面接に落ちた理由
すべての面接では同じ選考基準!?
結局、人は好印象かどうかで判断をします。
どれだけ上手に質問に対して簡潔に答えられたとしても、研究会のゼミ委員として一緒に勉強していく想像の中でどれだけ好印象を与えられるかに重要なポイントがあります。
実際に心理学の研究も行われており、人は様々な要素で受験生を判断をしているように見えても、実際はその人の印象が好印象かどうかだけで判断しているのです。
印象は作ることができます。心理学用語で言うと「ハロー効果」などどいわれるものなど、一定の手法は存在し、印象は作ることができます。 下で参考文献を紹介します!!
質問は簡潔に答えた!、、けど。
そこらへんを全く考えていなかった僕。
例えば先輩からの質問に対して答えた後、自分のPRを混ぜ込んだり自分の経験を話して+ αで話すこともできたのですが、僕は先輩質問に対する答えのみを簡潔に答えただけ。
自分のプラスの要素を全く話しませんでした。
やはり対策をしていないとこういうことになりかねません。
面接で受かるためにどのように自分をアピールするかなどたくさんの本がありますが、そういうものを全く読まなかったのは本当に悔やんでも悔やみきれません。
昔の自分に伝えられることなら伝えてあげたいです。
これから面接を受ける方はぜひ気を付けてください。
おすすめの面接対策本、これ一冊で大丈夫。
面接の対策で1強となるおススメの本があります。
それは、メンタリストDaiGoさんの「面接官の心を操れ!無敵の就職心理戦略」という本です。
心理学を利用した超実践的かつ理論的な内容が書かれています。
さきほどお話しした「ハロー効果」もここに書かれており、就活でも使える高度な対策です。
本を買うのは抵抗があるかもしれませんが、少しのお金で未来を良い方向にできるなら安いものです。
選考の結果は、、、、
直前で嫌な予感!?
そして合格発表は夜の6時に行われました。
大学の掲示板に学籍番号が貼られるというものです。
自分の学籍番号があったら合格、なかったら不合格という割と残酷な形で発表が行われました。
しかし発表直前にもまだ余裕があった僕は発表直後にみんなで集まって発表を見ると言うのは避けたいと思い、10分ほど遅れて掲示板を見に行きました。
そこでは先輩達と合格した学生たちが教室に向かっているのが見えました。
僕は掲示板を見てもおそらく番号はあるだろうから「その教室はどこだろう?」と言うレベルで余裕をぶっこいていました。
しかし掲示板に近づくにつれなぜか嫌な予感がしました。
「もしかしたら落ちたかもしれない」と今更ながらに思ってきました。
さあ、結果は、、!!
そして掲示板の紙を見てみると僕の学籍番号はありませんでした。
これが現実なんだと受け止めるまでに少し時間が必要でした。
頭が真っ白になりながら帰路につき始めました。
「まぁしょうがないな」と言うふうに考えながら家に帰っていたのですが、だんだん現実味を増してきてこれが現実だと認識し始めると絶望感が押し寄せてきました。
この絶望は今でも言い表せません。
これから大学3年生4年生の2年間で「ゼミという組織に所属できない」という事実から悲しさと寂しさが溢れてきました。
虚無感でいっぱいに
そして続々と周りの友達が合格していると言う発表を受けさらに孤独を感じました。
実際に落ちている友達も多くいましたが、当然受かるだろうと思っていた僕はその現実に耐えかねなました。
そして家に帰っても自分の中身が空っぽになったような虚無感と、自分を落としたゼミ員と教授を恨むと言う思考回路に陥ります。
その日は寝るまでその感情が続き、久しぶりに精神的なダメージをかなり受けました。
悲しみを乗り越え、プラスへ!
翌日の朝。
次の日の朝、起きると多少感情が落ち着いていました。
そこからどうやって現状から持ち直そうかと考えます。
その時、以前買っていたDaiGoの本とホリエモンの方を思い出します。
一般的に自己啓発本と言われるジャンルの本で、ポジティブになる、前向きになる、モチベーションが上がると言う言葉がたくさん書かれています。
誰にも頼れないと言うような感情から僕はその本を読み返すことにしました。
そうすると不思議と気持ちが軽くなったのです。
誰かの言葉で救われる。
言葉には力があります。
僕は人の言葉によって多少なりとも救われたのです。
なので僕はゼミの選考に落ちた方、受験に落ちた方、人生がうまくいかない方の気持ちを多少でも軽くできるような言葉を届けたいと思いこのサイトを立ち上げました。
ちなみにそのときに読んだ本はこちらです。良かったら辛いときに読んでみてください。
読書の次は、、!
話が少しそれましたが、少し気持ちの軽くなった僕は次に映画を見ることにします。
映画はその当時学生のAmazon Prime Studentに入っていたので(まじ安い)、大好きな「ウルフオブウォールストリート」を見ながら真面目にやっている人たちをぶち抜いて成功すると言う多少悪い感情に身を寄せ気持ちを落ち着けました。
あの映画は名作ですね。
他の映画も見放題なので、安いAmazon Prime Studentは真面目におススメです。
ただ、学生しか入れないので学生が終わると入れないのが唯一欠点です。
気持ちは落ち着いた。ぶちあげよう。
映画を見た後は音楽を大音量で聴きまくまりました。
普段あまり歌詞に関心を持たないのですが、その時ばかりは歌詞が心にしみて仕方なかったです。
辛いときに僕が本当におすすめの曲は今度記事にしますね。
音楽を聴きながら運動しようと思い、その時はプールに行くことにしました。
その時のプールは無我夢中で泳ぎました。(笑)
そうすると自然と感情も吹っ切れてきて、「ゼミがなんだ、落ちたからなんだ」と言うようなポジティブ?な感情が生まれてきました。
「僕を落としたあのゼミ員と教授を自分の成長でぶち抜けば、あのゼミに入らないことが正解だったと言えるようになる!」と少し偏った考えですが、考えるようになります。
吹っ切れて、前を向くしかない!!
今の自分ができる最大限を
そして僕は誰にもできないようなことをしよう!!と言う思いに至ります。
インターンを今まで以上に頑張って、本をたくさん読んだり、勉強したりすれば、ゼミに入った人間に追いつき追い抜くことが自分の努力次第でできると思いました。
自分が落ちたのもたまたま
しかしそれと同時に不合格だったのは自分が準備が足りなかった、またそのゼミの雰囲気に自分のキャラクターがたまたま合わなかっただけだと思い返すようになりました。
やはり人間の組織である以上合う合わないが存在するのです。
選考というくらいですから、誰かが受かる以上誰かは落ちるのです。
なのでゼミに落ちた時に人格を否定されたように感じましたが、実際にそれは間違いで自分が選ぶ側になった時も合わない人間は残念ながらお断りすると言う形におそらくなります。
その時は反省もしつつ、吹っ切れて自分の人生を自分で切り開こうと思いました!!
ゼミに入らなくても充実させられる
実際にゼミに入らなくても何とかなるものです。
新しくサークルに入ったり、インターを始めたり、起業したり、部活を始めたりなど、何もゼミが中心では無いのです。
それは大学でも会社でも同じことです。
たとえ合格しなかったとしても決してそれが全てではなく、むしろ人生のほんの1部に過ぎないといえます。
ゼミに落ちてから3ヶ月が経ちましたが、今思うとあの時の感情も自分を奮い立たせる1つの材料になったなと感じています。
今の自分があるのは、過去の自分があるからです。
何も落ち込むことはないのです。
その道が正しかったとあとで言えるように今を努力するしかないのです。
挫折で人は強くなる
ゼミに落ちたことで得たものも多くあります。
挫折と言うのは人を強くします。
その時から僕は少し大人になったような気持ちがしていますが、実際に挫折を経験している方は確実に成長していると思います。
挫折を知らずに成功してばっかりの人間には、挫折をしたときにリカバリーする能力もなくメンタルの強さもなく、所詮はたまたま成功していただけの人間なのです。
しかし挫折を経て成功した人間というのは本当の実力で成功しているのです。
挫折しても何回も挑戦し、成功まで失敗し続けることができるという本当の強さを持っています。
失敗も成功の材料
挫折はそのときだけ
おそらく皆さんにも過去につらい挫折した経験がある人がいると思います。
それがもしかしたら今かもしれません。
しかしその時は世界が終わりだと思っても、数ヶ月、数年、数十年経ってみると全く小さなものに思えるということがあるのではないでしょうか。
その時では失敗だと感じても、人生の長さで見たらそれは必要な失敗経験だったと言えると思います。
未来の自分から見たら大した失敗じゃない
40歳になったときのことを思ってください。
たとえその時少しなにかで不合格だったとしても、40歳ではあなたは一流の企業に入り役職も上りつめてお金持ちになっているかもしれません。
一般的な家庭だったとしても、幸せな家庭を築いて昔の失敗が絶対に必要なものだったと思っているかもしれせん。
このように今辛い事は決して無駄ではなく、将来につながる「自分を成長させる機会」だと思うようにしてください。
切り替えて前を向こう!!
僕はその時に吹っ切れてこれから自分のやるべきことを洗いざらい出して、片っ端からやっていきました。
そのようなことが今では充実した生活を送ることに繋がっています。
それは大学にとどまらず、その他に多くの活動をしているからです。
人生で挫折は良いことの前兆!
挫折は強くなるためのハードル
人生で絶望することはきっと何度もあります。
本当に頭が真っ白になり、家に引きこもりたいけど孤独をすごい感じるし、友達と話してても自分は違うんだと自分を卑下してしまう。
忘れたいけど忘れられない感情に見舞われたり、とても悲しく辛いことがあるかもしれません。
しかし辛いことの先に良いことが待っていると信じながら、良いことが起こるよう必死に努力することが人生を充実させる鍵となると思うのです。
決して現実に怯えず、立ち向かいましょう!!必ずいいことが待っています。
皆さんのこれからの人生が今まで以上に充実したものでありますよう心から祈っています。