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アニメの名言

「友達になるのにだって資格なんていらない」の意味は?ゴンの名言とキルアとの友情を解説

「友達になるのにだって資格なんていらない」は、『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークスの名言です。

この言葉が登場するのはハンター試験編。兄・イルミの言葉によってキルアが試験会場を去ったあと、事情を知ったゴンがイルミに怒りをぶつける場面です。

意味はシンプルですが、ここには「誰かが友達になる価値があるかどうかを、第三者が決めることはできない」というゴンの強い考えが表れています。

この記事では、この言葉は誰のセリフなのか、何巻・アニメ何話の場面なのか、なぜゴンがこれほど怒ったのか、そしてキルアとの友情にとってどんな意味を持つのかを解説します。

「友達になるのにだって資格なんていらない」の意味は?

友達になるのにだって資格なんていらない!!

一言でいえば、友達になるために、能力や立場、家柄などの「条件」を満たす必要はないという意味です。

誰かと友達になりたいと思う気持ちは、試験のように「資格がある・ない」で判定されるものではありません。まして、本人たちではない第三者が「お前には友達をつくる資格がない」と決めるものでもありません。

ゴンはそれを難しい理屈ではなく、ごく当たり前のこととしてイルミに突きつけます。

だからこそ短い言葉でありながら、「自分は誰かと仲良くなる資格がない」「自分なんかがここにいていいのだろうか」と感じた経験のある人にも響く言葉になっています。

誰の名言?言ったのはゴン=フリークス

この言葉を言ったのは、主人公のゴン=フリークスです。相手はキルア本人ではなく、キルアの兄であるイルミ=ゾルディックです。

日本テレビの公式キャラクター紹介では、キルアはハンター試験で同年代のゴンと出会い、行動を共にしていく中でゴンと友達になっていく人物として紹介されています。

日本テレビ『HUNTER×HUNTER』キルア=ゾルディック

二人の育った環境はまったく違います。それでもハンター試験を通して一緒に行動し、自然に友達になっていきます。その関係を「資格」という言葉で否定しようとしたイルミに、ゴンが真っ向から反発したのがこの場面です。

何巻のセリフ?原作コミックス第5巻

この名言が登場するのは、原作『HUNTER×HUNTER』のコミックス第5巻です。

集英社の第5巻公式紹介でも、ハンター試験の最終試験が終了し、兄の冷酷な言葉に追いつめられたキルアが失格になったこと、ゴンたちがキルアを救うためククルーマウンテンへ向かうことが紹介されています。

集英社「HUNTER×HUNTER 5」

作品 HUNTER×HUNTER
発言者 ゴン=フリークス
言った相手 イルミ=ゾルディック
原作 コミックス第5巻
場面 ハンター試験終了後、ゴンがキルアについてイルミを問い詰める場面
2011年版アニメ 第21話「キョウダイ×ノ×モンダイ」

アニメでは何話?第21話「キョウダイ×ノ×モンダイ」

2011年から放送された日本テレビ版アニメでは、ゴンがイルミに怒りをぶつける展開は第21話「キョウダイ×ノ×モンダイ」で描かれています。

日本テレビ公式のあらすじには、キルアに人殺しを無理やりさせていたのなら許さないとイルミへ怒りをぶつけたゴンが、キルアを連れ戻すためククルーマウンテンへ行くことを決意する、とあります。

日本テレビ『HUNTER×HUNTER』第21話「キョウダイ×ノ×モンダイ」

直前の第20話では、ゴンが病室で目覚め、ハンター試験の落第者がキルアだったと知らされます。そしてサトツから、キルアと兄イルミの対決で何が起きたのかを聞きます。

日本テレビ『HUNTER×HUNTER』第20話「フカカイ×ナ×テンカイ」

なぜゴンはイルミに怒った?名言が生まれた場面

この言葉の意味を理解するには、キルアとイルミの関係を見る必要があります。

ハンター試験でゴンと出会ったキルアは、同年代のゴンと一緒に過ごすうちに、暗殺者としてではない普通の少年としての時間を経験していきます。

しかし最終試験で兄イルミと向き合ったキルアは、家族から植え付けられてきた価値観によって追いつめられます。集英社も第5巻を「殺し屋に友達はいらない…兄の冷酷な言葉に追いつめられ」と紹介しています。

ゴンは気絶していたため、そのやり取りをその場では見ていません。目覚めたあとで事情を知り、イルミのもとへ向かいます。

そこでゴンはキルアに対する兄としての態度を非難します。そのやり取りの中で「資格」という言葉が持ち出され、ゴンの「友達になるのにだって資格なんていらない」という言葉につながります。

つまりこれは一般論として友情を語っているだけではなく、キルアの気持ちを他人が勝手に決め、友達を持つことまで否定するイルミへの怒りから生まれた言葉です。

この名言が示す3つの意味

1.友達は「条件を満たしてなるもの」ではない

ハンターになるには試験に合格しなければなりません。作中には「ハンター資格」という明確な資格があります。しかし友情は違います。

強いから、優秀だから、家柄がいいから友達になれるのではありません。二人が互いを友達だと思えば、その関係に第三者の認定は必要ありません。

「資格」が重要なハンター試験の終盤で、ゴンが「友達に資格はいらない」と言うところにも、この言葉の鮮やかさがあります。

2.キルア自身の気持ちをゴンが肯定している

イルミは、キルアがどういう人間なのかを自分の価値観で決めようとします。それに対してゴンは、「キルアが何者か」を家柄や暗殺者としての能力で判断しません。

一緒に試験を受け、一緒に遊び、話してきたキルアを、そのまま友達として見ています。

だからこの言葉は、単なる友情論だけではなく、「キルアが誰とどう生きたいかは、キルア自身が決めていい」という肯定にもつながっています。

3.ゴンにとってキルアはすでに「友達」だった

ゴンは「これからキルアと友達になりたい」と資格を求めているわけではありません。

日本テレビの公式キャラクター紹介でも、キルアはハンター試験でゴンと出会い、行動を共にしていく中で「ゴンと友達になっていく」と説明されています。

二人にとって友情は、誰かに許可されて始まるものではなく、一緒に過ごすうちにすでに生まれていたものです。

「兄貴の資格」と「友達の資格」の対比もポイント

この場面では、「資格」という言葉の使われ方にも注目できます。

ゴンはイルミのキルアへの態度に怒り、兄としてのあり方を批判します。そこから「資格」をめぐるやり取りとなり、「友達になるのにだって資格なんていらない」という言葉につながります。

ゴンが問題にしているのは血のつながりそのものではなく、兄なのにキルアの気持ちを踏みにじるイルミの行動です。

一方、友達については血縁も肩書も必要ありません。生まれながらに決まっている「兄弟」と、自分たちで関係を築いていく「友達」。この二つが「資格」という同じ言葉を通して対比され、ゴンとイルミの価値観の違いが際立ちます。

なぜこの言葉が心に響く?

この言葉が心に響く理由の一つは、友情についてとても当たり前のことを、ゴンが迷わず言い切っているからでしょう。

人はときに、「自分には友達ができない」「自分はこの人と釣り合わない」「こんな自分では仲間に入れない」と、自分自身に条件をつけてしまいます。

しかしゴンの言葉に従えば、友達になるための試験も免許もありません。

もちろん現実の友情では、互いを尊重することや信頼を積み重ねることは必要です。それでも、最初から「友達になる資格がある人」と「ない人」に分ける必要はない。

キルアの生まれや過去ではなく、目の前のキルア自身を見るゴンの姿勢があるからこそ、この短いセリフが友情の名言として長く残っているのではないでしょうか。

ゴンとキルアの友情の始まりを象徴する言葉

『HUNTER×HUNTER』では、このあともゴンとキルアは長く行動を共にします。

この時点では、キルアはイルミの影響から逃れ切れておらず、自分の意思でゴンのもとへ戻ってきたわけでもありません。

ゴンはそんなキルアを「仕方がない」と諦めず、クラピカ、レオリオとともにゾルディック家があるククルーマウンテンへ向かいます。これは集英社の第5巻公式あらすじでも確認できます。

つまりゴンは、「友達に資格はいらない」と言っただけではありません。その友達を連れ戻すため、実際に行動を起こしています。

言葉と行動が一致していることも、この名言を印象深くしている理由です。

HUNTER×HUNTERの名言をもっと読みたい人へ

この記事では「友達になるのにだって資格なんていらない」という一つのセリフに絞り、意味や場面、ゴンとキルアの友情を掘り下げました。

ゴン、キルア、クラピカ、レオリオなど、『HUNTER×HUNTER』全体の名言・名セリフを読みたい場合は、Selfeelingの親記事でまとめています。

「友達になるのにだって資格なんていらない」まとめ

  • 「友達になるのにだって資格なんていらない」はゴン=フリークスの名言
  • 言った相手はキルア本人ではなく、兄のイルミ
  • 原作ではコミックス第5巻のハンター試験終了後の場面
  • 2011年版アニメでは第21話「キョウダイ×ノ×モンダイ」で描かれる
  • 友達になることを能力や家柄などの「資格」で決める必要はない、という意味
  • イルミに否定されたキルア自身の気持ちを、ゴンが強く肯定する言葉でもある
  • ゴンは言葉だけでなく、キルアを連れ戻すためククルーマウンテンへ向かう

友達になるのに、誰かからの許可や認定はいりません。

生まれや立場ではなく、目の前にいる相手そのものを見る。イルミの価値観に真っ向から反発したゴンのこの言葉には、ゴンとキルアの友情の原点が凝縮されているのではないでしょうか。

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